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ミッドナイトエンデューロin岡山国際サーキット<後半>

2009年07月29日

耐久レースの前の明るい時間に行われたタイムトライアルの様子です。
選手ひとりずつ10秒間隔でのスタートです。
1位の選手は1週4分台で走ってました。凄過ぎです・・・。


------<続きの続き>-----------------
4時間のレースが終わると、走っている人もまばらになり、ぶつかるという心配は格段に減った。

気分的には走りやすくなったが、足が痛いのは全然治ならい・・・。

4時間半くらい過ぎたところで2回目の休憩。今回はガス欠というより疲労。

足も限界が近くなって来ているのか、休まないと辛かった・・・・。

4時間のレースを終えたFさんとSさんがピットで休んでいましたが、自分のレースで一杯一杯でほとんど話もできず・・・。

ここでレッドブルの投入。なんとか体力の復活を期待して、また走りに行く・・・。

今回ピットをご一緒させていただいたHさんとFさんとSさんは4時間のレース終了後に帰るということだったので、ここからは本当に私の一人旅。

2回目の休憩が終わった後は、もう足ボロボロ・・・。バックストレートで足を止めて休みまくり、下りでペダルのカラまわし、登りはダレダレ・・・ペースはかなり落ちてたと思う。レッドブル効果があったのかどうか・・・わからない。

3回目の休憩は6時間くらい経った時だったような・・・。たったひとりのピットにもどり、「後4時間、3回は休憩がいるなー。」と思った記憶がかすかにある。

レースの前はこの時間帯は眠気との戦いかと思っていたが、眠気よりも圧倒的に疲労との戦いのほうが勝っていた。

気力との戦い・・・。気持ちが折れればそこまで・・・・。

7時間~8時間くらいの時間帯が一番辛かった・・・。ピットを出て5周くらい走ると心が折れそうになる。

電光掲示板の時間を見ても、なかなか減らない・・・。走っては休み、走りながらも休む・・・・。

4回目の休憩の時に自転車のメーターでこれまでの走行距離を確認した。これまでの走行距離約178キロ。
コース1周3.7キロなので、48周。「まだ50周も走ってないのか?」残り3時間弱。60周は行けるのか?
いや65周はいくか?

いつもなら「行けるとこまでいくぞー。」の精神ですが、この時ばかりはそうもいかず・・・。せっかくここまで走ってきて、止まってしまえばそこで終わり・・・。終わりにはしたくない・・・。かといってどこまで自分の体力が持つのか読めない。

スタートに並んでいる時に、アナウンサーの女の人が、『絶対に無理はしないでくださいね~』と言っていたのが頭に浮かんでくる。まずは完走。無理せず走ろう・・・・。

4時を回って残り2時間。辺りはまだ暗いが、やっと終わりが近づいてきた・・・。先が見えてきた気持ちの変化なのであろうか、今まで痛かった足の痛みも次第に和らいできた。気持ち的にも後少しと思うとがんばれた。

この頃になると、途中ペースの速い人のコースのライン取りをまねてみたり、後ろからくるペースの速い人にうまく速度を合わせて、後ろにつかせてもらったり、できるようになっていた。残り2時間で、思っていた以上に周回をこなせた。

いよいよ残り1時間。5時を過ぎると辺りが明るくなってきた。周りを走っている自転車もよく見えるようになってきた。

暗い中ではよくみえなかったが、ママチャリで仮装して走っているチームも多かった。緑色のでっかいぼうしをかぶった女の子が走っていたので、追い抜きざまに振り向いてみると「ガチャピン」だった。思わず「ガチャピンだ!」って言ってしまった。

緑のガチャピンを抜いてホームストレートに帰ってきた時に、ちょうど緑のジャージの人が走ってきたので、うまくペースを合わせて後ろにつかせてもらった。

よくみると、今回特別参加のプロ選手の辻 善光さんだった・・・。かるーく流して走っているようだったので何とかホームストレートは後ろをついて走ることができた。

いやー、プロ選手の真後ろを走るなんて経験、なかなかさせてもらえないので貴重な体験をさせてもらいました。
それだけでも、レースに参加した価値がありそうだ。ふくらはぎの筋肉が物凄かった。上体の筋肉のつき方もやはり違ってました。必要な部分に必要な筋肉がついているという感じでしょうか。

結局ストレート終わった登りで、離されてしまいました。

そこから何周走っただろうか、もう残り時間はほとんどなくなっていた。今のペースでだいたい1周7分程度。残り時間11分。後2周は行ける!そこから1周して戻ってくると残り時間「00:04:11」。最後の一周・・・・。

もうこれで最後だと思うと、同じように10時間ソロで走っている人に「お疲れ様ー。」の声を掛けながらもうウイニングランの気分。

そして、最後チェッカーを受けてゴール。

ピットロードで見ている人から、「おめでとー」「お疲れさーん」と声援を貰いながら、ピットに戻りました。

たった一人の参加だったので、誰もピットで迎えてはくれませんでしたが、この場所に同じ時間を共有したたくさんの仲間がいることが本当にうれしかったです。

自分が自転車に乗ってなければ、この気持ちを味わうこともできなかっただろうし、たくさんの人とも知り合うこともできなかっただろう。自転車に乗っててよかったの思う瞬間がこの場所にはありました。

今回、レースに誘っていただきましたMさん、本当にありがとうございます。
ピット一緒にさせていただき、声援を送ってくださったHさん、応援の声がありがたかったです。
レース経験のあるFさん、今回初参加のSさん、一緒にスタートに並んだ仲間がいてくれて心強かったです。ありがとうございます。

偶然私の次のゼッケン番号だったS丸さん。コースで走っているS丸さんを見ると、私と同じように初参加で、がんばっている仲間がいることがうれしかったです。

たまたま蒜山で一緒に走らせてもらったMさん。同僚のGIOSの自転車の方に声掛けさせてもらいましたが迷惑じゃなかったか心配でした。ちょっとでも知ってる人が、同じ空間で一緒に走ってるんだと思うと心強かったです。ありがとうございます。

そして、暖かくレースに送り出してくれた、家族の皆様に一番感謝しております。

本当にありがとうございます。   <終わり>  

Posted by じゅんきち at 00:26Comments(11)自転車レース