尾道→しまなみ海道→道後→高松→岡山の旅(その2)
2008年08月21日
松山のホテルで朝の4時に目が覚める。
朝から道後温泉に入ってから出発の予定なのでまだだいぶ時間があった。とりあえずテレビを見て、片づけて、6時頃ホテルを出発した。
ホテルの近くに24時間営業の牛丼屋さんがあり、そこで朝食。昨日の夜晩御飯らしきものを食べなかったので、朝から牛丼並を食べた。
それからゆっくりと道後温泉に自転車で向かった。
温泉街のちょっと手前に24時間営業のスーパーがあり、その日の食糧(ミニあんぱん6個入り)と水2リットルを仕入れた。
温泉には7時前に着いた。まだ営業していないかと思ったが、既に近所のホテルに泊まっている観光客の皆様方がゆかた姿でたくさん入りに来ていた。私も近くに自転車を泊めて、入浴料450円を払い、道後温泉へ入った。
30分ほどゆっくりして、この日の旅がスタートした。
この日は走るルートは朝地図を見ながら決めた国道11号線を走って高松まで走るルート。距離にして160キロ程度。この日も朝早くから日が差してきていたので暑くなることが予想された。昨日のペースから行って高松着は17時〜18時か?
松山からすぐの国道11号線は幅の広い奇麗に舗装された道路でとても走りやすかった。しかし、途中高松までになだらかだが長く続く峠が四つか五つあった。結局休憩回数は昨日にも増して多かった。
この日は、アイスを食べる回数が異常に多かった。特に鹿児島名物「白くま」。見つけるたびに食っていた。いったい「しろくま」何個食べたろうか?片手でたりないか?
結局、高松に着いたのは17時半頃。この日は「高松まつり」?とかいう祭りがあるらしかったが、屋台がでていたりしていたが、もうそんなのを見物している余裕はすでになかった。
すぐにフェリーに乗って岡山に向かった。
この日はまだ160キロ程しか走っていないので、疲れで体はボロボロだった。フェリーの中では死んだように横たわっていた。
このフェリー、高松から岡山まで55分だったが、これがいい休憩になった。
岡山には19時に着いた。あたりはすっかり暗くなっていた。
宇野港から家までは約80キロ。これまでのペースを考えると5〜6時間かかる。はたして日付が変わるまでに家に帰れるのか?
気温もだいぶさがり、フェリーでの休憩が効いたのか、岡山からは結構いいペースで走れた。速度計は暗くてもう見えなかったが、ほぼ30キロ程度のスピードで巡航していた。休憩の回数も減り1時間に1回程度の休憩で走れていた。昨日から既に400キロ以上走ってきて、このペースで走れるとは驚きである。疲れすぎて足の感覚がおかしくなっているのだろうか?
途中、自転車に荷物を積んで走っている人と何回かすれ違った。
8時半頃、「お、まだ走っている人がいるんだ!がんばってるなー」
10時頃、「へーこんな時間でも走ってるんだ。
今日はどこまでいくんだろう?」
11時30分頃「え、まだ走ってんの?
んー、もしかして、昼間休んで、夜走ってるのか?
ある意味正解かも。夏は夜のほうが走りやすいかも」
ちょっと考えたが、「夜走ると周りの景色が見えないので楽しくないので、暑くてもやっぱり昼間走ったほうが気持ちいいよな。」という結論に達した。でも結局、無茶な計画のせいで、昼も夜も走ってるんですけど・・・。
結局家に着いたのは23時40分頃。なんとか日が変わるまでには家に到着した。荷物を降ろして、そのまま風呂に直行して、ふとんに横になった。体中が痛かった。
次の日も体中痛かった。なぜか尾てい骨が痛い。なんでだ?よくわからない?サドルにあたってもないのに?今でも不思議である?
次の次の日もまだ体中痛かった。3日目くらいからやっとふつーになってきた。尾てい骨も痛くなくなった。
今回も無謀な計画であったが、なんとか無事に終えられたことが本当によかった。9月にも連休があるなー。次はどこへ行こうかな・・・・。
<今回の記録>
2008年8月13日〜14日
2日間トータル
総走行距離:505.5キロ
走行時間:21時間20分55秒
最高速度:56.3km/h
平均速度:23.6km/h
朝から道後温泉に入ってから出発の予定なのでまだだいぶ時間があった。とりあえずテレビを見て、片づけて、6時頃ホテルを出発した。
ホテルの近くに24時間営業の牛丼屋さんがあり、そこで朝食。昨日の夜晩御飯らしきものを食べなかったので、朝から牛丼並を食べた。
それからゆっくりと道後温泉に自転車で向かった。
温泉街のちょっと手前に24時間営業のスーパーがあり、その日の食糧(ミニあんぱん6個入り)と水2リットルを仕入れた。

30分ほどゆっくりして、この日の旅がスタートした。
この日は走るルートは朝地図を見ながら決めた国道11号線を走って高松まで走るルート。距離にして160キロ程度。この日も朝早くから日が差してきていたので暑くなることが予想された。昨日のペースから行って高松着は17時〜18時か?
松山からすぐの国道11号線は幅の広い奇麗に舗装された道路でとても走りやすかった。しかし、途中高松までになだらかだが長く続く峠が四つか五つあった。結局休憩回数は昨日にも増して多かった。
この日は、アイスを食べる回数が異常に多かった。特に鹿児島名物「白くま」。見つけるたびに食っていた。いったい「しろくま」何個食べたろうか?片手でたりないか?
結局、高松に着いたのは17時半頃。この日は「高松まつり」?とかいう祭りがあるらしかったが、屋台がでていたりしていたが、もうそんなのを見物している余裕はすでになかった。
すぐにフェリーに乗って岡山に向かった。
この日はまだ160キロ程しか走っていないので、疲れで体はボロボロだった。フェリーの中では死んだように横たわっていた。
このフェリー、高松から岡山まで55分だったが、これがいい休憩になった。
岡山には19時に着いた。あたりはすっかり暗くなっていた。
宇野港から家までは約80キロ。これまでのペースを考えると5〜6時間かかる。はたして日付が変わるまでに家に帰れるのか?
気温もだいぶさがり、フェリーでの休憩が効いたのか、岡山からは結構いいペースで走れた。速度計は暗くてもう見えなかったが、ほぼ30キロ程度のスピードで巡航していた。休憩の回数も減り1時間に1回程度の休憩で走れていた。昨日から既に400キロ以上走ってきて、このペースで走れるとは驚きである。疲れすぎて足の感覚がおかしくなっているのだろうか?
途中、自転車に荷物を積んで走っている人と何回かすれ違った。
8時半頃、「お、まだ走っている人がいるんだ!がんばってるなー」
10時頃、「へーこんな時間でも走ってるんだ。
今日はどこまでいくんだろう?」
11時30分頃「え、まだ走ってんの?
んー、もしかして、昼間休んで、夜走ってるのか?
ある意味正解かも。夏は夜のほうが走りやすいかも」
ちょっと考えたが、「夜走ると周りの景色が見えないので楽しくないので、暑くてもやっぱり昼間走ったほうが気持ちいいよな。」という結論に達した。でも結局、無茶な計画のせいで、昼も夜も走ってるんですけど・・・。
結局家に着いたのは23時40分頃。なんとか日が変わるまでには家に到着した。荷物を降ろして、そのまま風呂に直行して、ふとんに横になった。体中が痛かった。
次の日も体中痛かった。なぜか尾てい骨が痛い。なんでだ?よくわからない?サドルにあたってもないのに?今でも不思議である?
次の次の日もまだ体中痛かった。3日目くらいからやっとふつーになってきた。尾てい骨も痛くなくなった。
今回も無謀な計画であったが、なんとか無事に終えられたことが本当によかった。9月にも連休があるなー。次はどこへ行こうかな・・・・。
<今回の記録>
2008年8月13日〜14日
2日間トータル
総走行距離:505.5キロ
走行時間:21時間20分55秒
最高速度:56.3km/h
平均速度:23.6km/h
尾道→しまなみ海道→道後→高松→岡山の旅(その1)
2008年08月20日
今年も盆休みがやってきた。13日〜17日までの5連休だ。
去年の夏、ふとママチャリで鳥取まで行ってみようと思ったのがきっかけで始まった自転車の旅。今年の夏もやっぱり行って来た。
今年の計画はこんな感じ。
1日目:家→尾道→しまなみ海道→道後(松山市1泊)
2日目:道後→高松→宇高国道フェリー→岡山→家
出発の前日、仕事から帰ってきて準備をした。準備と行っても今回はホテル泊の予定なので着替え1着分とタオルくらい。琵琶湖に行く時には忘れた地図を今回はちゃんと入れた。デジカメもOK。ホテルの予約も入れた。
出発予定は4時なので10時過ぎには寝に入ったがなかなか寝付けなくて寝たのは11時頃。で、目が覚めたのが2時半頃。
なんて早起き・・・。
結局3時半過ぎに出発。まだ真っ暗な中を走り始めた。
家からは2号線をひたすら西へ進む。
出発して1時間くらい経った時、トンネルがあり、トンネルの中を走っているとなにやら後ろのタイヤの震動が大きくなってきた。
やってしまった・・・。パンクである。トンネルを出るころにはすっかりタイヤの空気がなくなっていた。
トンネルを出てすぐの街灯の下で修理することした。
予備のチューブはいつも持っているので、タイヤを外してチューブを交換して空気を入れて修理完了。10分ほどあればできる作業である。
しかし、まだ丸2日走らないといけないのに予備のチューブ今使ってしまって大丈夫だろうかと不安はあったが、明るくなったらどっかで買ったらいいかと思い、また走りだした。(結局家に着くまで買わなかった)
その後は特に何事もなくそこそこのペースで走った。
岡山〜倉敷と進んでいくうちにすっかり日が昇り、気温も上がってきた。尾道までの道を走るのはこれで3回目だったが途中道間違った・・。2号線が細い川沿いを走っているところがあって今回はいつもは走らない川を挟んだ反対側の道を走った。車も来ないし快適な道だった。気持ちよく走っていたら、いつの間にか川が2号線から離れて違う方向に向かっていた。こんな場合にそのまま進むか、戻るかの判断をする。このまま進んでもちゃんとした方向に進むのか、全然違う方向に進むのかを地図や地形、標識を見て予測するのだが、今回は明らかに違う方向に進んでいたので、約1キロほど戻った。
日差しは時間が経つにつれてきつくなってきた。
笠岡を過ぎたあたりから休憩の回数が増えてきた。
30分に1回は日陰に入って体を冷やさないと、全身ゆで上がりそうだった。
それでも、尾道には11時半には着いた。140キロを休憩含めて8時間ほどで走ってきた。結構いいペースで来ている。
ここからは、しまなみ海道になる。最初の島には船で渡る。
こんな船です。向こう岸が見えてます。5分もかからないくらいです。
乗ってから乗船賃払います。おっちゃんが110円集金にきた。
最初の島に上陸して、前もそうだったが船着場からサイクリングロードへの案内がないので適当に走ることになった。おそらくこっちのほうだろうと走っていると見覚えのあるスーパーがあった。サイクリングロードに入るとそれなりに道案内がしてあるのでほぼ迷わないで走れる。
30分もかからないで最初の橋を越えた。最初の橋は、道路の下を自転車で走るようになっている。しまなみでは、このつくりになっているのはここだけである。
それぞれの橋を渡るのには通行料が50円〜200円必要だ。
料金投入箱が置いてありそこにお金を入れるシステムだ。小銭をいっぱい用意しておくか、回数券を買っておかないといけない。今回も回数券買わなかったので最初の橋を渡って、自販機でジュースを買ったりして、小銭を用意した。
2つめ、3つめと順調に橋を越えた。前ママチャリで走った時にはもっと長く感じたが、今回はそうでもない。それに車も少なく、信号も少なく走りやすい。快適である。時間はすっかり昼を過ぎていたが、この前天橋立に行った時に昼御飯を食べすぎて失敗したので、今回は特にこれといって昼食はとらずに休憩毎にアンパン食べたり、ゼリーやアイスを食べたりした。エネルギーの補給は十分である。
橋を越える時に横から吹く風が海上の風なのでひんやりとして気持ちがよかった。走っていて気持ちがよくなる瞬間だった。
それ以外は日差しがキツくてなんともいえない疲労感が・・。
それでも足はよく動いた。どんなに暑くても、頭がぼーっとしてきても足は動いた。不思議なものである。走るのをやめようとは思わなかった。
この日は盆休みということもあり、家族や友人とレンタサイクルを借りて走っている人が多かった。
レンタサイクルに乗っている人は自転車に番号が書いてあるのですぐわかる。レンタサイクルもママチャリから、マウンテンバイク風の自転車、それなりのクロスバイクといろいろ用意されているようだった。もちろん子供用のサイズもあるようだった。
そんな人たちをたくさん追い抜きながら14時半頃に五つ目の橋の手前まできた。コンビニで休憩した時にママチャリのレンタサイクルに乗った。若い二人連れと話をした。朝8時から走り始めてここまで来たらしかった。5時までに自転車を返さないといけないらしかった。
最後の橋を渡り切るまでに後30キロ。
最後の島は登りがきついので押してあるく時間が長くなる・・・。
前来た時真っ暗な中自転車を押して坂を登ったことをふと思い出した。
その二人と別れて先を急いだ。橋を渡るのは後30キロだが、道後までさらに40キロちょっとある。まだまだ先は長い。
最後の橋を渡り終えたのは16時頃。最後の橋は自転車で空中ループの道を走るのでおもしろい。距離も長くて渡ったなーという感じがする。「しまなみ海道の中でどれかひとつだけ自転車で渡るとしたらどの橋渡る?」ときかれたら、この橋を選ぶ。
四国に上陸してすぐに、サイクリングターミナルがある。レンタルサイクルの拠点であるが、ものすごい数の自転車が倉庫に入っていた。
そんだけ自転車で渡る人が多いのか?と思った。
ここから道後まで40キロちょっとある。前来たときは適当に走ったので、山の中の峠を越える羽目になった。あの峠はきついので今回は走りたくなかった。海岸線を進むコースで道後まで行く予定だった。
地図を確認して、道後に向けて出発。海岸線の道路に出るまでが多少不安であったが、迷わずに海岸沿いの道路にでることができた。
時間は5時を過ぎていたがまだまだ明るかった。急に夕立が降った。
空は晴れているのに、ものすごい勢いで降った。時間にして5分程度だった。雨が降って涼しくなるかと思ったが、相変わらず日が照っていたので、かえって蒸し暑くなった。濡れた服もすぐに乾いてしまった。
18時40分。昨日予約したホテルに着いた。お盆特別料金1泊3,900円である。値段の割にはきれいなホテルだった。
自転車は外に止めておくと心配なので、ホテルの前で前後のタイヤを外して、輪行バックに入れて部屋に持って入った。
部屋に入ってすぐに風呂に入ってちょっと休もうと思って寝たら、起きたら次の日だった。朝の4時から何しよう?
(続く)
去年の夏、ふとママチャリで鳥取まで行ってみようと思ったのがきっかけで始まった自転車の旅。今年の夏もやっぱり行って来た。
今年の計画はこんな感じ。
1日目:家→尾道→しまなみ海道→道後(松山市1泊)
2日目:道後→高松→宇高国道フェリー→岡山→家
出発の前日、仕事から帰ってきて準備をした。準備と行っても今回はホテル泊の予定なので着替え1着分とタオルくらい。琵琶湖に行く時には忘れた地図を今回はちゃんと入れた。デジカメもOK。ホテルの予約も入れた。
出発予定は4時なので10時過ぎには寝に入ったがなかなか寝付けなくて寝たのは11時頃。で、目が覚めたのが2時半頃。
なんて早起き・・・。
結局3時半過ぎに出発。まだ真っ暗な中を走り始めた。
家からは2号線をひたすら西へ進む。
出発して1時間くらい経った時、トンネルがあり、トンネルの中を走っているとなにやら後ろのタイヤの震動が大きくなってきた。
やってしまった・・・。パンクである。トンネルを出るころにはすっかりタイヤの空気がなくなっていた。
トンネルを出てすぐの街灯の下で修理することした。
予備のチューブはいつも持っているので、タイヤを外してチューブを交換して空気を入れて修理完了。10分ほどあればできる作業である。
しかし、まだ丸2日走らないといけないのに予備のチューブ今使ってしまって大丈夫だろうかと不安はあったが、明るくなったらどっかで買ったらいいかと思い、また走りだした。(結局家に着くまで買わなかった)
その後は特に何事もなくそこそこのペースで走った。
岡山〜倉敷と進んでいくうちにすっかり日が昇り、気温も上がってきた。尾道までの道を走るのはこれで3回目だったが途中道間違った・・。2号線が細い川沿いを走っているところがあって今回はいつもは走らない川を挟んだ反対側の道を走った。車も来ないし快適な道だった。気持ちよく走っていたら、いつの間にか川が2号線から離れて違う方向に向かっていた。こんな場合にそのまま進むか、戻るかの判断をする。このまま進んでもちゃんとした方向に進むのか、全然違う方向に進むのかを地図や地形、標識を見て予測するのだが、今回は明らかに違う方向に進んでいたので、約1キロほど戻った。
日差しは時間が経つにつれてきつくなってきた。
笠岡を過ぎたあたりから休憩の回数が増えてきた。
30分に1回は日陰に入って体を冷やさないと、全身ゆで上がりそうだった。
それでも、尾道には11時半には着いた。140キロを休憩含めて8時間ほどで走ってきた。結構いいペースで来ている。

こんな船です。向こう岸が見えてます。5分もかからないくらいです。
乗ってから乗船賃払います。おっちゃんが110円集金にきた。
最初の島に上陸して、前もそうだったが船着場からサイクリングロードへの案内がないので適当に走ることになった。おそらくこっちのほうだろうと走っていると見覚えのあるスーパーがあった。サイクリングロードに入るとそれなりに道案内がしてあるのでほぼ迷わないで走れる。

それぞれの橋を渡るのには通行料が50円〜200円必要だ。
料金投入箱が置いてありそこにお金を入れるシステムだ。小銭をいっぱい用意しておくか、回数券を買っておかないといけない。今回も回数券買わなかったので最初の橋を渡って、自販機でジュースを買ったりして、小銭を用意した。
2つめ、3つめと順調に橋を越えた。前ママチャリで走った時にはもっと長く感じたが、今回はそうでもない。それに車も少なく、信号も少なく走りやすい。快適である。時間はすっかり昼を過ぎていたが、この前天橋立に行った時に昼御飯を食べすぎて失敗したので、今回は特にこれといって昼食はとらずに休憩毎にアンパン食べたり、ゼリーやアイスを食べたりした。エネルギーの補給は十分である。
橋を越える時に横から吹く風が海上の風なのでひんやりとして気持ちがよかった。走っていて気持ちがよくなる瞬間だった。
それ以外は日差しがキツくてなんともいえない疲労感が・・。
それでも足はよく動いた。どんなに暑くても、頭がぼーっとしてきても足は動いた。不思議なものである。走るのをやめようとは思わなかった。
この日は盆休みということもあり、家族や友人とレンタサイクルを借りて走っている人が多かった。
レンタサイクルに乗っている人は自転車に番号が書いてあるのですぐわかる。レンタサイクルもママチャリから、マウンテンバイク風の自転車、それなりのクロスバイクといろいろ用意されているようだった。もちろん子供用のサイズもあるようだった。
そんな人たちをたくさん追い抜きながら14時半頃に五つ目の橋の手前まできた。コンビニで休憩した時にママチャリのレンタサイクルに乗った。若い二人連れと話をした。朝8時から走り始めてここまで来たらしかった。5時までに自転車を返さないといけないらしかった。
最後の橋を渡り切るまでに後30キロ。
最後の島は登りがきついので押してあるく時間が長くなる・・・。
前来た時真っ暗な中自転車を押して坂を登ったことをふと思い出した。
その二人と別れて先を急いだ。橋を渡るのは後30キロだが、道後までさらに40キロちょっとある。まだまだ先は長い。
最後の橋を渡り終えたのは16時頃。最後の橋は自転車で空中ループの道を走るのでおもしろい。距離も長くて渡ったなーという感じがする。「しまなみ海道の中でどれかひとつだけ自転車で渡るとしたらどの橋渡る?」ときかれたら、この橋を選ぶ。
四国に上陸してすぐに、サイクリングターミナルがある。レンタルサイクルの拠点であるが、ものすごい数の自転車が倉庫に入っていた。
そんだけ自転車で渡る人が多いのか?と思った。
ここから道後まで40キロちょっとある。前来たときは適当に走ったので、山の中の峠を越える羽目になった。あの峠はきついので今回は走りたくなかった。海岸線を進むコースで道後まで行く予定だった。
地図を確認して、道後に向けて出発。海岸線の道路に出るまでが多少不安であったが、迷わずに海岸沿いの道路にでることができた。
時間は5時を過ぎていたがまだまだ明るかった。急に夕立が降った。
空は晴れているのに、ものすごい勢いで降った。時間にして5分程度だった。雨が降って涼しくなるかと思ったが、相変わらず日が照っていたので、かえって蒸し暑くなった。濡れた服もすぐに乾いてしまった。
18時40分。昨日予約したホテルに着いた。お盆特別料金1泊3,900円である。値段の割にはきれいなホテルだった。
自転車は外に止めておくと心配なので、ホテルの前で前後のタイヤを外して、輪行バックに入れて部屋に持って入った。
部屋に入ってすぐに風呂に入ってちょっと休もうと思って寝たら、起きたら次の日だった。朝の4時から何しよう?
(続く)