尾道→しまなみ海道→道後→高松→岡山の旅(その1)
2008年08月20日
今年も盆休みがやってきた。13日〜17日までの5連休だ。
去年の夏、ふとママチャリで鳥取まで行ってみようと思ったのがきっかけで始まった自転車の旅。今年の夏もやっぱり行って来た。
今年の計画はこんな感じ。
1日目:家→尾道→しまなみ海道→道後(松山市1泊)
2日目:道後→高松→宇高国道フェリー→岡山→家
出発の前日、仕事から帰ってきて準備をした。準備と行っても今回はホテル泊の予定なので着替え1着分とタオルくらい。琵琶湖に行く時には忘れた地図を今回はちゃんと入れた。デジカメもOK。ホテルの予約も入れた。
出発予定は4時なので10時過ぎには寝に入ったがなかなか寝付けなくて寝たのは11時頃。で、目が覚めたのが2時半頃。
なんて早起き・・・。
結局3時半過ぎに出発。まだ真っ暗な中を走り始めた。
家からは2号線をひたすら西へ進む。
出発して1時間くらい経った時、トンネルがあり、トンネルの中を走っているとなにやら後ろのタイヤの震動が大きくなってきた。
やってしまった・・・。パンクである。トンネルを出るころにはすっかりタイヤの空気がなくなっていた。
トンネルを出てすぐの街灯の下で修理することした。
予備のチューブはいつも持っているので、タイヤを外してチューブを交換して空気を入れて修理完了。10分ほどあればできる作業である。
しかし、まだ丸2日走らないといけないのに予備のチューブ今使ってしまって大丈夫だろうかと不安はあったが、明るくなったらどっかで買ったらいいかと思い、また走りだした。(結局家に着くまで買わなかった)
その後は特に何事もなくそこそこのペースで走った。
岡山〜倉敷と進んでいくうちにすっかり日が昇り、気温も上がってきた。尾道までの道を走るのはこれで3回目だったが途中道間違った・・。2号線が細い川沿いを走っているところがあって今回はいつもは走らない川を挟んだ反対側の道を走った。車も来ないし快適な道だった。気持ちよく走っていたら、いつの間にか川が2号線から離れて違う方向に向かっていた。こんな場合にそのまま進むか、戻るかの判断をする。このまま進んでもちゃんとした方向に進むのか、全然違う方向に進むのかを地図や地形、標識を見て予測するのだが、今回は明らかに違う方向に進んでいたので、約1キロほど戻った。
日差しは時間が経つにつれてきつくなってきた。
笠岡を過ぎたあたりから休憩の回数が増えてきた。
30分に1回は日陰に入って体を冷やさないと、全身ゆで上がりそうだった。
それでも、尾道には11時半には着いた。140キロを休憩含めて8時間ほどで走ってきた。結構いいペースで来ている。
ここからは、しまなみ海道になる。最初の島には船で渡る。
こんな船です。向こう岸が見えてます。5分もかからないくらいです。
乗ってから乗船賃払います。おっちゃんが110円集金にきた。
最初の島に上陸して、前もそうだったが船着場からサイクリングロードへの案内がないので適当に走ることになった。おそらくこっちのほうだろうと走っていると見覚えのあるスーパーがあった。サイクリングロードに入るとそれなりに道案内がしてあるのでほぼ迷わないで走れる。
30分もかからないで最初の橋を越えた。最初の橋は、道路の下を自転車で走るようになっている。しまなみでは、このつくりになっているのはここだけである。
それぞれの橋を渡るのには通行料が50円〜200円必要だ。
料金投入箱が置いてありそこにお金を入れるシステムだ。小銭をいっぱい用意しておくか、回数券を買っておかないといけない。今回も回数券買わなかったので最初の橋を渡って、自販機でジュースを買ったりして、小銭を用意した。
2つめ、3つめと順調に橋を越えた。前ママチャリで走った時にはもっと長く感じたが、今回はそうでもない。それに車も少なく、信号も少なく走りやすい。快適である。時間はすっかり昼を過ぎていたが、この前天橋立に行った時に昼御飯を食べすぎて失敗したので、今回は特にこれといって昼食はとらずに休憩毎にアンパン食べたり、ゼリーやアイスを食べたりした。エネルギーの補給は十分である。
橋を越える時に横から吹く風が海上の風なのでひんやりとして気持ちがよかった。走っていて気持ちがよくなる瞬間だった。
それ以外は日差しがキツくてなんともいえない疲労感が・・。
それでも足はよく動いた。どんなに暑くても、頭がぼーっとしてきても足は動いた。不思議なものである。走るのをやめようとは思わなかった。
この日は盆休みということもあり、家族や友人とレンタサイクルを借りて走っている人が多かった。
レンタサイクルに乗っている人は自転車に番号が書いてあるのですぐわかる。レンタサイクルもママチャリから、マウンテンバイク風の自転車、それなりのクロスバイクといろいろ用意されているようだった。もちろん子供用のサイズもあるようだった。
そんな人たちをたくさん追い抜きながら14時半頃に五つ目の橋の手前まできた。コンビニで休憩した時にママチャリのレンタサイクルに乗った。若い二人連れと話をした。朝8時から走り始めてここまで来たらしかった。5時までに自転車を返さないといけないらしかった。
最後の橋を渡り切るまでに後30キロ。
最後の島は登りがきついので押してあるく時間が長くなる・・・。
前来た時真っ暗な中自転車を押して坂を登ったことをふと思い出した。
その二人と別れて先を急いだ。橋を渡るのは後30キロだが、道後までさらに40キロちょっとある。まだまだ先は長い。
最後の橋を渡り終えたのは16時頃。最後の橋は自転車で空中ループの道を走るのでおもしろい。距離も長くて渡ったなーという感じがする。「しまなみ海道の中でどれかひとつだけ自転車で渡るとしたらどの橋渡る?」ときかれたら、この橋を選ぶ。
四国に上陸してすぐに、サイクリングターミナルがある。レンタルサイクルの拠点であるが、ものすごい数の自転車が倉庫に入っていた。
そんだけ自転車で渡る人が多いのか?と思った。
ここから道後まで40キロちょっとある。前来たときは適当に走ったので、山の中の峠を越える羽目になった。あの峠はきついので今回は走りたくなかった。海岸線を進むコースで道後まで行く予定だった。
地図を確認して、道後に向けて出発。海岸線の道路に出るまでが多少不安であったが、迷わずに海岸沿いの道路にでることができた。
時間は5時を過ぎていたがまだまだ明るかった。急に夕立が降った。
空は晴れているのに、ものすごい勢いで降った。時間にして5分程度だった。雨が降って涼しくなるかと思ったが、相変わらず日が照っていたので、かえって蒸し暑くなった。濡れた服もすぐに乾いてしまった。
18時40分。昨日予約したホテルに着いた。お盆特別料金1泊3,900円である。値段の割にはきれいなホテルだった。
自転車は外に止めておくと心配なので、ホテルの前で前後のタイヤを外して、輪行バックに入れて部屋に持って入った。
部屋に入ってすぐに風呂に入ってちょっと休もうと思って寝たら、起きたら次の日だった。朝の4時から何しよう?
(続く)
去年の夏、ふとママチャリで鳥取まで行ってみようと思ったのがきっかけで始まった自転車の旅。今年の夏もやっぱり行って来た。
今年の計画はこんな感じ。
1日目:家→尾道→しまなみ海道→道後(松山市1泊)
2日目:道後→高松→宇高国道フェリー→岡山→家
出発の前日、仕事から帰ってきて準備をした。準備と行っても今回はホテル泊の予定なので着替え1着分とタオルくらい。琵琶湖に行く時には忘れた地図を今回はちゃんと入れた。デジカメもOK。ホテルの予約も入れた。
出発予定は4時なので10時過ぎには寝に入ったがなかなか寝付けなくて寝たのは11時頃。で、目が覚めたのが2時半頃。
なんて早起き・・・。
結局3時半過ぎに出発。まだ真っ暗な中を走り始めた。
家からは2号線をひたすら西へ進む。
出発して1時間くらい経った時、トンネルがあり、トンネルの中を走っているとなにやら後ろのタイヤの震動が大きくなってきた。
やってしまった・・・。パンクである。トンネルを出るころにはすっかりタイヤの空気がなくなっていた。
トンネルを出てすぐの街灯の下で修理することした。
予備のチューブはいつも持っているので、タイヤを外してチューブを交換して空気を入れて修理完了。10分ほどあればできる作業である。
しかし、まだ丸2日走らないといけないのに予備のチューブ今使ってしまって大丈夫だろうかと不安はあったが、明るくなったらどっかで買ったらいいかと思い、また走りだした。(結局家に着くまで買わなかった)
その後は特に何事もなくそこそこのペースで走った。
岡山〜倉敷と進んでいくうちにすっかり日が昇り、気温も上がってきた。尾道までの道を走るのはこれで3回目だったが途中道間違った・・。2号線が細い川沿いを走っているところがあって今回はいつもは走らない川を挟んだ反対側の道を走った。車も来ないし快適な道だった。気持ちよく走っていたら、いつの間にか川が2号線から離れて違う方向に向かっていた。こんな場合にそのまま進むか、戻るかの判断をする。このまま進んでもちゃんとした方向に進むのか、全然違う方向に進むのかを地図や地形、標識を見て予測するのだが、今回は明らかに違う方向に進んでいたので、約1キロほど戻った。
日差しは時間が経つにつれてきつくなってきた。
笠岡を過ぎたあたりから休憩の回数が増えてきた。
30分に1回は日陰に入って体を冷やさないと、全身ゆで上がりそうだった。
それでも、尾道には11時半には着いた。140キロを休憩含めて8時間ほどで走ってきた。結構いいペースで来ている。

こんな船です。向こう岸が見えてます。5分もかからないくらいです。
乗ってから乗船賃払います。おっちゃんが110円集金にきた。
最初の島に上陸して、前もそうだったが船着場からサイクリングロードへの案内がないので適当に走ることになった。おそらくこっちのほうだろうと走っていると見覚えのあるスーパーがあった。サイクリングロードに入るとそれなりに道案内がしてあるのでほぼ迷わないで走れる。

それぞれの橋を渡るのには通行料が50円〜200円必要だ。
料金投入箱が置いてありそこにお金を入れるシステムだ。小銭をいっぱい用意しておくか、回数券を買っておかないといけない。今回も回数券買わなかったので最初の橋を渡って、自販機でジュースを買ったりして、小銭を用意した。
2つめ、3つめと順調に橋を越えた。前ママチャリで走った時にはもっと長く感じたが、今回はそうでもない。それに車も少なく、信号も少なく走りやすい。快適である。時間はすっかり昼を過ぎていたが、この前天橋立に行った時に昼御飯を食べすぎて失敗したので、今回は特にこれといって昼食はとらずに休憩毎にアンパン食べたり、ゼリーやアイスを食べたりした。エネルギーの補給は十分である。
橋を越える時に横から吹く風が海上の風なのでひんやりとして気持ちがよかった。走っていて気持ちがよくなる瞬間だった。
それ以外は日差しがキツくてなんともいえない疲労感が・・。
それでも足はよく動いた。どんなに暑くても、頭がぼーっとしてきても足は動いた。不思議なものである。走るのをやめようとは思わなかった。
この日は盆休みということもあり、家族や友人とレンタサイクルを借りて走っている人が多かった。
レンタサイクルに乗っている人は自転車に番号が書いてあるのですぐわかる。レンタサイクルもママチャリから、マウンテンバイク風の自転車、それなりのクロスバイクといろいろ用意されているようだった。もちろん子供用のサイズもあるようだった。
そんな人たちをたくさん追い抜きながら14時半頃に五つ目の橋の手前まできた。コンビニで休憩した時にママチャリのレンタサイクルに乗った。若い二人連れと話をした。朝8時から走り始めてここまで来たらしかった。5時までに自転車を返さないといけないらしかった。
最後の橋を渡り切るまでに後30キロ。
最後の島は登りがきついので押してあるく時間が長くなる・・・。
前来た時真っ暗な中自転車を押して坂を登ったことをふと思い出した。
その二人と別れて先を急いだ。橋を渡るのは後30キロだが、道後までさらに40キロちょっとある。まだまだ先は長い。
最後の橋を渡り終えたのは16時頃。最後の橋は自転車で空中ループの道を走るのでおもしろい。距離も長くて渡ったなーという感じがする。「しまなみ海道の中でどれかひとつだけ自転車で渡るとしたらどの橋渡る?」ときかれたら、この橋を選ぶ。
四国に上陸してすぐに、サイクリングターミナルがある。レンタルサイクルの拠点であるが、ものすごい数の自転車が倉庫に入っていた。
そんだけ自転車で渡る人が多いのか?と思った。
ここから道後まで40キロちょっとある。前来たときは適当に走ったので、山の中の峠を越える羽目になった。あの峠はきついので今回は走りたくなかった。海岸線を進むコースで道後まで行く予定だった。
地図を確認して、道後に向けて出発。海岸線の道路に出るまでが多少不安であったが、迷わずに海岸沿いの道路にでることができた。
時間は5時を過ぎていたがまだまだ明るかった。急に夕立が降った。
空は晴れているのに、ものすごい勢いで降った。時間にして5分程度だった。雨が降って涼しくなるかと思ったが、相変わらず日が照っていたので、かえって蒸し暑くなった。濡れた服もすぐに乾いてしまった。
18時40分。昨日予約したホテルに着いた。お盆特別料金1泊3,900円である。値段の割にはきれいなホテルだった。
自転車は外に止めておくと心配なので、ホテルの前で前後のタイヤを外して、輪行バックに入れて部屋に持って入った。
部屋に入ってすぐに風呂に入ってちょっと休もうと思って寝たら、起きたら次の日だった。朝の4時から何しよう?
(続く)
Posted by じゅんきち at 05:42│Comments(0)
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