SKI108(四国一周108時間) 2日目 室戸岬(手前)→四万十市
2015年08月11日
雨が降ったりやんだりと、浄化槽のポンプの音で寝たのか寝てないのかよくわからない状態のまま、3時30頃からテントを片付けて出発の準備。
雨に当たったテントは水を含んで重くなり、昨日より荷物が重くなりそうだった。
考えた結果、サドルバックを外してテントをサドルにぶら下げる事にした。
元々バックにも固定用のバンドを使ってぶら下げていたので、そのバンドを使ってサドルにぶら下げてみた。
何とかぶら下がったが、ペダルをこぐたびにテントが太ももに当たる。
多少は走りにくいが走れないことはなさそうだった。
しかし、ダンシングをして自転車を傾けるとテントが左右にブラブラと揺れてかなり走りにくい。
ダンシングはほぼ使えない状況となった。それでも背中にテントを背負っているよりはましか。
1時間程、暗い中を走って室戸岬に到着した。
辺りはやっと明るくなり始めた。
昨日遅れた分を取り戻すために4時から走り始めたが、この日は室戸岬から足摺岬まで240キロ程走る予定。
明るいうちに到着することを目指したが、この日はあいにく雨模様。
なんか、ザーッと数分間降ってピタッとやむ。これの繰り返し。
気温が上がらないので、暑くはない。
走りやすのだか、走りにくいのだかよくわからない。
室戸岬からはほぼ平坦な道が続く、高知の道は走りやすい。
高知市内では幅の広い歩道の一部が自転車ゾーンになっていて、しかも歩道と車道の境目が滑らかにつなげられていた。
これは自転車で走るにはかなりいい。ここ以外にも高知は全体的に歩道が広く自転車でも走りやすい。
登りやトンネルをゆっくり走る時に歩道を走れるのはかなり助かった。
昼頃にはこの日の距離が半分終わるかと思っていたが、休憩しようとコンビニにの前に自転車を置いて、店に入ろうと思った瞬間。
「パーン」と何かが破裂する音が・・・・。
破裂するといったら、これしかない。
昨日既に気付いてたんですが・・・。
前輪のタイヤの一部が変形していて・・・。
最後まで持つのか・・・・?
やはり持ちませんでした。
以前鳥取に行った時に痛い目を見たので、これ買っときました。
サドルバックにしばらく入れっぱなしになってたので、多少汚くなってますがしっかり使えました。
タイヤの裏側に貼って新品のチューブを入れて空気を入れると何とか走れそうにはなりました。
ついでにコンビニで弁当買って昼ご飯食べながら、フロアマットを交換していた業者のお兄さんにこの辺にロードバイクの「タイヤ売ってそうな自転車屋さんないですか?」って聞いてみた。
このお兄さんもロードバイク乗るらしく、「どっちの方面に行くんですか?」と聞かれたので、足摺岬の方へ。
「だったらちょっと戻ることになるけどありますよ。でも、戻るの嫌ですよね。ちょっと行ったら土佐市ってちょっとした町があるので探してみたら」などと、話をしながら・・・・。
今日のルートで行くと、土佐市、須崎市、四万十市とそこそこの街があるのでどこかでタイヤ調達できるか?あるいはこのまま修理したタイヤで最後まで走るか?まぁ考えてても仕方のないので走ることにした。
土佐市の手前でスマホで土佐市の自転車屋を検索して電話してみたが、ロードバイクのタイヤはおいてなかった。
土佐市はそのままスルーして、須崎市の手前でも自転車屋探したが今日のコース上に近いところに自転車屋はなさそうだった。
だんだんと破裂したタイヤがまた変形を始めた。タイヤが一周する度にゴツン、ゴツンとハンドルに振動が伝わってくる。
流石にこのまま最後までは走れない。とりあえず、タイヤを交換しなければならないことが決定した。
ペースはどんどん遅れて、走りながら今日の目的地を足摺岬から、四万十市へ変更することを決めた。
明日以降の予定に関しても、今日四万十市まで行ってタイヤを調達するか、できなければ翌日の出発を後らせて半日自転車屋を探してタイヤを調達するか等いろいろ考えながら走った。
須崎を越えると、峠が待っていた。斜度は大したことないが延々と登りが続く。
ダンシングが思うようにできないし、タイヤの状態は良くないし。
やっと頂上。『ななこ峠』というらしい。「nanako」と言えばセブンイレブンだが、そういえば四国に入ってセブンイレブンをほとんど見ていない。
コンビニはローソンが多かったような気がする。九州行った時はセブンイレブンが多かったような気が・・・・。
登れば下る訳で、登った分だけ下るようになっている。
一気に下って四万十市まではもう少し・・・。
既に日が傾いていた。
四万十市の中心地まで後10キロ程の所でローソンに寄って、一軒の自転車屋に電話してみた。
電話にて店長らしき人が出た。声の感じはまだ若い。
「ロードバイク用の700×23cのタイヤおいてますか?」と聞いたら、「ありますよ」との返答が・・・。
ただ種類はどんなのがありますかと聞いたら、一種類しか置いてないらしい。
「今どこですか?」と聞かれたので、場所を伝えたら、「結構遠いですね・・・」
「お店19時までなので、店閉めて持って行きますよ。ちょっと時間掛かりますけど待っててもらえますか。」、という申し出があった。
待ちますよ。待ちますよ。待ってる間に、楽天トラベルで今日泊まる宿を予約して、テントと寝袋をひとくくりにして、ゆうパックで自宅に送り返して、アイス食って、ペプシ飲んで十分待たせてもらいました。
この時点で4日の予定を5日に延長して、明日からゆっくり楽しく走ることに計画変更は決定しました。
19時30分頃、森自転車店の店長は軽トラで現れて、タイヤ交換してくれて、私から4000円受け取って帰って行きました。
来てくれたのはいいけど・・・出張料金ちゃんと取るんですね・・・・。まぁ助かりました。感謝してます。
辺りはすっかり暗くなったけど、テントと寝袋がなくなって、タイヤが新品になって十分休んだ後だったので、心も体も軽くなって本日の宿に向かった。
中村市に着いて、とりあえず民宿なんとかって名前だったなと思って、民宿中村ってのがあってそれっぽかったので、中に入って「あのー、先程予約入れたんですが・・・」とフロントで伝えると、「うちじゃないですよ、民宿ニュー中村ってのが近くにあるんでそっちじゃないですか」と・・・。
全然違うところだった、しかも教えてもらったニュー中村も違うし・・・・。
スマホで予約履歴確認して、地図で場所を確認するとちょっと離れた場所だった。
とりあえず近くにコンビニがあるのを確認して、先にチェックイン。
コンビニに行って晩御飯と朝ご飯を買って、部屋でくつろいで風呂入って・・・。
自転車の旅は宿に着いて部屋でゆっくりするのがいいなぁ。
2日目も結構いろいろあってハードだった。明日はゆっくりめの6時出発。足摺岬を回って宇和島まで・・・。
クーラーの効いた部屋で寝るのは気持ちがいいなぁ・・・・。<つづく>
<2日目のコース>
雨に当たったテントは水を含んで重くなり、昨日より荷物が重くなりそうだった。
考えた結果、サドルバックを外してテントをサドルにぶら下げる事にした。
元々バックにも固定用のバンドを使ってぶら下げていたので、そのバンドを使ってサドルにぶら下げてみた。
何とかぶら下がったが、ペダルをこぐたびにテントが太ももに当たる。
多少は走りにくいが走れないことはなさそうだった。
しかし、ダンシングをして自転車を傾けるとテントが左右にブラブラと揺れてかなり走りにくい。
ダンシングはほぼ使えない状況となった。それでも背中にテントを背負っているよりはましか。
1時間程、暗い中を走って室戸岬に到着した。
辺りはやっと明るくなり始めた。
昨日遅れた分を取り戻すために4時から走り始めたが、この日は室戸岬から足摺岬まで240キロ程走る予定。
明るいうちに到着することを目指したが、この日はあいにく雨模様。
なんか、ザーッと数分間降ってピタッとやむ。これの繰り返し。
気温が上がらないので、暑くはない。
走りやすのだか、走りにくいのだかよくわからない。
室戸岬からはほぼ平坦な道が続く、高知の道は走りやすい。
高知市内では幅の広い歩道の一部が自転車ゾーンになっていて、しかも歩道と車道の境目が滑らかにつなげられていた。
これは自転車で走るにはかなりいい。ここ以外にも高知は全体的に歩道が広く自転車でも走りやすい。
登りやトンネルをゆっくり走る時に歩道を走れるのはかなり助かった。
昼頃にはこの日の距離が半分終わるかと思っていたが、休憩しようとコンビニにの前に自転車を置いて、店に入ろうと思った瞬間。
「パーン」と何かが破裂する音が・・・・。
破裂するといったら、これしかない。
昨日既に気付いてたんですが・・・。
前輪のタイヤの一部が変形していて・・・。
最後まで持つのか・・・・?
やはり持ちませんでした。
以前鳥取に行った時に痛い目を見たので、これ買っときました。
サドルバックにしばらく入れっぱなしになってたので、多少汚くなってますがしっかり使えました。
タイヤの裏側に貼って新品のチューブを入れて空気を入れると何とか走れそうにはなりました。
ついでにコンビニで弁当買って昼ご飯食べながら、フロアマットを交換していた業者のお兄さんにこの辺にロードバイクの「タイヤ売ってそうな自転車屋さんないですか?」って聞いてみた。
このお兄さんもロードバイク乗るらしく、「どっちの方面に行くんですか?」と聞かれたので、足摺岬の方へ。
「だったらちょっと戻ることになるけどありますよ。でも、戻るの嫌ですよね。ちょっと行ったら土佐市ってちょっとした町があるので探してみたら」などと、話をしながら・・・・。
今日のルートで行くと、土佐市、須崎市、四万十市とそこそこの街があるのでどこかでタイヤ調達できるか?あるいはこのまま修理したタイヤで最後まで走るか?まぁ考えてても仕方のないので走ることにした。
土佐市の手前でスマホで土佐市の自転車屋を検索して電話してみたが、ロードバイクのタイヤはおいてなかった。
土佐市はそのままスルーして、須崎市の手前でも自転車屋探したが今日のコース上に近いところに自転車屋はなさそうだった。
だんだんと破裂したタイヤがまた変形を始めた。タイヤが一周する度にゴツン、ゴツンとハンドルに振動が伝わってくる。
流石にこのまま最後までは走れない。とりあえず、タイヤを交換しなければならないことが決定した。
ペースはどんどん遅れて、走りながら今日の目的地を足摺岬から、四万十市へ変更することを決めた。
明日以降の予定に関しても、今日四万十市まで行ってタイヤを調達するか、できなければ翌日の出発を後らせて半日自転車屋を探してタイヤを調達するか等いろいろ考えながら走った。
須崎を越えると、峠が待っていた。斜度は大したことないが延々と登りが続く。
ダンシングが思うようにできないし、タイヤの状態は良くないし。
やっと頂上。『ななこ峠』というらしい。「nanako」と言えばセブンイレブンだが、そういえば四国に入ってセブンイレブンをほとんど見ていない。
コンビニはローソンが多かったような気がする。九州行った時はセブンイレブンが多かったような気が・・・・。
登れば下る訳で、登った分だけ下るようになっている。
一気に下って四万十市まではもう少し・・・。
既に日が傾いていた。
四万十市の中心地まで後10キロ程の所でローソンに寄って、一軒の自転車屋に電話してみた。
電話にて店長らしき人が出た。声の感じはまだ若い。
「ロードバイク用の700×23cのタイヤおいてますか?」と聞いたら、「ありますよ」との返答が・・・。
ただ種類はどんなのがありますかと聞いたら、一種類しか置いてないらしい。
「今どこですか?」と聞かれたので、場所を伝えたら、「結構遠いですね・・・」
「お店19時までなので、店閉めて持って行きますよ。ちょっと時間掛かりますけど待っててもらえますか。」、という申し出があった。
待ちますよ。待ちますよ。待ってる間に、楽天トラベルで今日泊まる宿を予約して、テントと寝袋をひとくくりにして、ゆうパックで自宅に送り返して、アイス食って、ペプシ飲んで十分待たせてもらいました。
この時点で4日の予定を5日に延長して、明日からゆっくり楽しく走ることに計画変更は決定しました。
19時30分頃、森自転車店の店長は軽トラで現れて、タイヤ交換してくれて、私から4000円受け取って帰って行きました。
来てくれたのはいいけど・・・出張料金ちゃんと取るんですね・・・・。まぁ助かりました。感謝してます。
辺りはすっかり暗くなったけど、テントと寝袋がなくなって、タイヤが新品になって十分休んだ後だったので、心も体も軽くなって本日の宿に向かった。
中村市に着いて、とりあえず民宿なんとかって名前だったなと思って、民宿中村ってのがあってそれっぽかったので、中に入って「あのー、先程予約入れたんですが・・・」とフロントで伝えると、「うちじゃないですよ、民宿ニュー中村ってのが近くにあるんでそっちじゃないですか」と・・・。
全然違うところだった、しかも教えてもらったニュー中村も違うし・・・・。
スマホで予約履歴確認して、地図で場所を確認するとちょっと離れた場所だった。
とりあえず近くにコンビニがあるのを確認して、先にチェックイン。
コンビニに行って晩御飯と朝ご飯を買って、部屋でくつろいで風呂入って・・・。
自転車の旅は宿に着いて部屋でゆっくりするのがいいなぁ。
2日目も結構いろいろあってハードだった。明日はゆっくりめの6時出発。足摺岬を回って宇和島まで・・・。
クーラーの効いた部屋で寝るのは気持ちがいいなぁ・・・・。<つづく>
<2日目のコース>
Posted by じゅんきち at 20:15│Comments(0)
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