三連休 雪の京都へ自転車での巻 その2
2008年02月12日
13時前に須磨のTREKの店を出発して先を急いだ。
2号線沿いに三宮を越え、灘、東灘、芦屋、西宮と進んだ。
店を出て約一時間休憩なしで走った。疲れは全然なかった。
まだなんとか進む元気はあった。
西宮からは171号へ入り、京都を目指した。京都まで53キロの標識が目に入った。ここまで100キロちょっと走って来たので残り約1/3。時間にして後3時間。
171号に入りこれまで走り続けた来たが、昼飯も食べずに走って来たのでおなかがすいて力が入らないのと、寒気がしてきた。
ここはあったかいラーメンでも食べようと次にあったラーメン屋にはいることにした。
2号線沿いに三宮を越え、灘、東灘、芦屋、西宮と進んだ。
店を出て約一時間休憩なしで走った。疲れは全然なかった。
まだなんとか進む元気はあった。
西宮からは171号へ入り、京都を目指した。京都まで53キロの標識が目に入った。ここまで100キロちょっと走って来たので残り約1/3。時間にして後3時間。
171号に入りこれまで走り続けた来たが、昼飯も食べずに走って来たのでおなかがすいて力が入らないのと、寒気がしてきた。
ここはあったかいラーメンでも食べようと次にあったラーメン屋にはいることにした。
ほどなくラーメン屋があった。店の名前は覚えていない。14時過ぎだったこともあり、店内にお客さんはあまりいなかった。全身びしょぬれで店に入るのは気が引けたが、もうそんなこと気にしている状態ではなかった。エネルギーを補給しないと体がもたない。店に入り一番奥のカウンターの席に座り、「濃厚夢ラーメン」大盛りで頼んだ。
濃厚と書いているだけあってスープはかなりこってりしていた。
具も味付きの半熟玉子、チャーシュー+刻みチャーシュー、ネギにもやし、海苔などたくさん入っていた。おいしかったが寒さであまり食が進まずに大盛りにしたことをちょっぴり後悔していた。しかし、一応全部食べきった。あまり長居せずに身支度を整え外に出た。
ここからが寒さと、疲労との戦いだった・・・。
あたたかい店で休んだからか、再び走り出すとより一層寒く感じた。
手足が痛いし、気持もおれそうになった。
171号は高架になっているところが多く、高架の下にはいる旅に休憩をしながら走った。手袋や靴下を絞ると水がしたたり落ちた。
走って休んでを繰り返しながら、伊丹、池田、箕面、茨木、高槻と進んでいった。
進むにつれて自転車のブレーキが効かなくなってきた。
見てみるとブレーキパッドが減ってほとんどなくなっていた。
朝出発する前に見た時にはまだかなりあったので大丈夫だと思ったが、雪の中を走ると一日でこんなに減るものなのか・・・。
理由はどうあれ、ブレーキが効かない。非常に危険な状態で乗っていた。さらに走っていると後ろの6番目のギヤにチェンジした時にチェーンが滑っているようで6番ギヤが使えなくなった。
ブレーキに続き、とうとうギヤまで壊れたかと止まってギヤを調べてみると、原因はギヤに雪が溜まり凍ってギヤの間に詰まっていて、チェーンがうまくひっかからないようになっていた。
持っていた工具を取り出し、ギヤに詰まった氷を取り除くと元通りギヤは使えるようになった。
自転車のトラブルもあったが、一番嫌なのは道にも歩道にも雪がかなり降り積もっていて走りにくい。何度か滑って転びそうにもなった。
夕方になるにつれ気温も下がり寒さが厳しくなってきた。
もうダメかもと思う瞬間もあった。
「早く京都に着いて宿で休みたい。」
その気持ちで全力でペダルを漕いだ。
京都府に入った頃に雪がやっと上がった。
体に雪があたらなくなったので、寒さが多少ゆるく感じられるようになった。「もう大丈夫。」そんな気持になった。
京都駅に着いたのが、17時30分ころ。
そういえば今日泊まる宿は決まっていない。
昨日家を出る前にネットで泊まるところを調べていた。
「興正寺興正会館」
お寺である。素泊まり5,000円。予約はしていなかったが、行ってみた。
私:「予約してないんですけど、泊まれますか」
管理人:「無理です。今日は一杯です。」
嫌な予感がしてきた。いつも旅に出る前に「楽天トラベル」でホテルの空き状況を確認する。昨日いつもの様に京都のホテルを検索してみた。
もちろん7,000円以下の安いホテルにしか検索しない。
検索したがホテルがでてこなかった。
「京都には安いホテルがないのか。しゃあないな。」
馬鹿だった。安いホテルがないんじゃなくて、空室がなくて検索にでてこなかっただけだと気づいたが遅かった。
その後、何軒かホテルに行ってみたがどこも予約で一杯ですと断られた。
せっかく京都まで来たのに泊まるところがない。
天気予報では明日は晴れ。明日は琵琶湖を一周する予定だ。
しかし、泊まるところがない。ずぶぬれの体で寒空の中野宿なんてしたらそれこそ死んでしまう。
しかたなく京都から電車で家に帰ることにした。
京都駅に着き自転車をばらして、輪行バックに入れて20時14分京都駅発の新快速に乗った。
新大阪までは人が多かった。自転車を抱えながら立っていた。
みんななんて迷惑な乗客だと思ったろうなー。
新大阪からはやっと座れた。
自転車は座席の後ろにくくりつけておいた。
新快速の中はあんまり暖房効かしてなくってとても寒かった。
10時半に相生駅に着いた。
相生駅で自転車を組み立て自転車で家まで20分、気温もかなり下がって寒かったがなんとか家に辿り着いた。
家についたら即行風呂に入った。体が冷え切っていて、普段のお湯の熱さが熱湯に感じられた。ようやく生き返った気分である。
晩御飯を食べ、すぐに寝てしまった。
今回の旅では、今後の旅の計画を立てる上での物凄く貴重な経験をたくさんできた。今回の教訓を踏まえて再度京都に挑戦しようと誓った。
今度は暖かくなってから、テント持って行こうかな。
終わり
濃厚と書いているだけあってスープはかなりこってりしていた。
具も味付きの半熟玉子、チャーシュー+刻みチャーシュー、ネギにもやし、海苔などたくさん入っていた。おいしかったが寒さであまり食が進まずに大盛りにしたことをちょっぴり後悔していた。しかし、一応全部食べきった。あまり長居せずに身支度を整え外に出た。
ここからが寒さと、疲労との戦いだった・・・。
あたたかい店で休んだからか、再び走り出すとより一層寒く感じた。
手足が痛いし、気持もおれそうになった。
171号は高架になっているところが多く、高架の下にはいる旅に休憩をしながら走った。手袋や靴下を絞ると水がしたたり落ちた。
走って休んでを繰り返しながら、伊丹、池田、箕面、茨木、高槻と進んでいった。
進むにつれて自転車のブレーキが効かなくなってきた。
見てみるとブレーキパッドが減ってほとんどなくなっていた。
朝出発する前に見た時にはまだかなりあったので大丈夫だと思ったが、雪の中を走ると一日でこんなに減るものなのか・・・。
理由はどうあれ、ブレーキが効かない。非常に危険な状態で乗っていた。さらに走っていると後ろの6番目のギヤにチェンジした時にチェーンが滑っているようで6番ギヤが使えなくなった。
ブレーキに続き、とうとうギヤまで壊れたかと止まってギヤを調べてみると、原因はギヤに雪が溜まり凍ってギヤの間に詰まっていて、チェーンがうまくひっかからないようになっていた。
持っていた工具を取り出し、ギヤに詰まった氷を取り除くと元通りギヤは使えるようになった。
自転車のトラブルもあったが、一番嫌なのは道にも歩道にも雪がかなり降り積もっていて走りにくい。何度か滑って転びそうにもなった。
夕方になるにつれ気温も下がり寒さが厳しくなってきた。
もうダメかもと思う瞬間もあった。
「早く京都に着いて宿で休みたい。」
その気持ちで全力でペダルを漕いだ。
京都府に入った頃に雪がやっと上がった。
体に雪があたらなくなったので、寒さが多少ゆるく感じられるようになった。「もう大丈夫。」そんな気持になった。
京都駅に着いたのが、17時30分ころ。
そういえば今日泊まる宿は決まっていない。
昨日家を出る前にネットで泊まるところを調べていた。
「興正寺興正会館」
お寺である。素泊まり5,000円。予約はしていなかったが、行ってみた。
私:「予約してないんですけど、泊まれますか」
管理人:「無理です。今日は一杯です。」
嫌な予感がしてきた。いつも旅に出る前に「楽天トラベル」でホテルの空き状況を確認する。昨日いつもの様に京都のホテルを検索してみた。
もちろん7,000円以下の安いホテルにしか検索しない。
検索したがホテルがでてこなかった。
「京都には安いホテルがないのか。しゃあないな。」
馬鹿だった。安いホテルがないんじゃなくて、空室がなくて検索にでてこなかっただけだと気づいたが遅かった。
その後、何軒かホテルに行ってみたがどこも予約で一杯ですと断られた。
せっかく京都まで来たのに泊まるところがない。
天気予報では明日は晴れ。明日は琵琶湖を一周する予定だ。
しかし、泊まるところがない。ずぶぬれの体で寒空の中野宿なんてしたらそれこそ死んでしまう。
しかたなく京都から電車で家に帰ることにした。
京都駅に着き自転車をばらして、輪行バックに入れて20時14分京都駅発の新快速に乗った。
新大阪までは人が多かった。自転車を抱えながら立っていた。
みんななんて迷惑な乗客だと思ったろうなー。
新大阪からはやっと座れた。
自転車は座席の後ろにくくりつけておいた。
新快速の中はあんまり暖房効かしてなくってとても寒かった。
10時半に相生駅に着いた。
相生駅で自転車を組み立て自転車で家まで20分、気温もかなり下がって寒かったがなんとか家に辿り着いた。
家についたら即行風呂に入った。体が冷え切っていて、普段のお湯の熱さが熱湯に感じられた。ようやく生き返った気分である。
晩御飯を食べ、すぐに寝てしまった。
今回の旅では、今後の旅の計画を立てる上での物凄く貴重な経験をたくさんできた。今回の教訓を踏まえて再度京都に挑戦しようと誓った。
今度は暖かくなってから、テント持って行こうかな。
終わり
Posted by じゅんきち at 23:43│Comments(0)
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