ゴールデンウィーク琵琶湖一周の旅 1日目 その2
2008年05月08日
だいぶ日が傾いてから琵琶湖沿いに走りだすと自転車道らしい道が整備されていたので、走りやすかった。
草津、守山、野洲と進むごとに琵琶湖沿いから、民家やお店などなくなりただ道とキャンプ場がところどころにあるような風景が続いた。
琵琶湖大橋を過ぎ、近江八幡に差し掛かった頃にはすっかり日が暮れて辺りは真っ暗になっていた。彦根に向かう途中で、国民休暇村のある琵琶湖沿いの細い道を進んだが、この道が細くて左は湖、右は森という街灯も何もない暗黒の道がしばらく続いた。とても怖かった。休憩しようにも怖くってできなかったので、走り続けた。
そんな道が1時間近く続いた後、やっとコンビニを発見。ファミリーマートの明かりが見えてきた。砂漠にオアシスを発見した気持だった。
時間は20時を過ぎていた。
ここでやっと晩御飯。ボリューム弁当とナポリタン。食べ過ぎの量だが、自転車で走るとかなりカロリー消費するのでまだまだ食べ足りないくらいだった。
ファミマの前に座り込み弁当を食べ始めると、途中で抜いた私より10歳以上年上だろうと思われるおじさんが来た。休暇村沿いの道ではなく真っ直ぐ走ってきたのだろう。
そっちの道のほうがだいぶ近かったのかも。話してみると、家がすぐそこで朝6時半に家をでて、琵琶湖を一周してきたらしい。
「やっぱりそういう自転車乗るのが好きな人いるんだー」とうれしくなった。
おじさんが去った後、ひとりのお兄ちゃんが話しかけてきた。
お兄ちゃんいわく、
「埼玉から友人と二人で朝、長浜から反時計まわりで琵琶湖一周を自転車でしようと思ったが、ここまで来て足が動かなくなった」
「長浜に車を止めてあるので友人が車をとりに行ってくれたが、ライトをもってなかったので自転車のライトを貸してしまった」
「もう少し前に進みたいので一緒に走ってくれないか?」
弁当を食べ終え、一緒に走ることにした。ペースが落ちることは確実だったが、私も結構疲れていたので丁度いい足休めにはなったかもしれない。神様が「無理せず走れ」と言ってくれているんだと思って走った。
弁当を食べ終えその兄ちゃんと一緒に走り出した。途中いろいろ話をしたが、
「普段自転車にあまり乗ってなくて、今回初めての長距離を走ってみて、お尻が痛かったり、足が動かなくなったり、坂がきつかったりしたが、自転車の旅ってすごく楽しかったので、通勤を自転車にして普段から自転車乗るようにして、また長距離走りたい」って言っていた。
私も最初はそうだったが、自転車で長距離走ってみるとその楽しさに絶対に気づくはずである。あの兄ちゃん、きっとまたどこかに旅にでるだろう。自転車好きが増えるのはいいことである。
1時間ほど一緒に走っただろうか、途中なにもない道が延々と続いたがやっと次のコンビニが見えてきた。そのコンビニで兄ちゃんと別れ私はもう少し前に進むことにした。21時を過ぎていた。まだ彦根のちょっと手前だった。
彦根あたりから琵琶湖の道沿いにも民家や店が増えてきて暗くても安心して走れる道が続いた。彦根を過ぎて、米原、長浜と進んで、長浜ドームの前の空き地でテントを張って一泊した。結局この日は23時まで走った。多少寒かったが、疲れていたのかすぐに寝てしまった。
1日目がやっとおわった。
<続く>
草津、守山、野洲と進むごとに琵琶湖沿いから、民家やお店などなくなりただ道とキャンプ場がところどころにあるような風景が続いた。
琵琶湖大橋を過ぎ、近江八幡に差し掛かった頃にはすっかり日が暮れて辺りは真っ暗になっていた。彦根に向かう途中で、国民休暇村のある琵琶湖沿いの細い道を進んだが、この道が細くて左は湖、右は森という街灯も何もない暗黒の道がしばらく続いた。とても怖かった。休憩しようにも怖くってできなかったので、走り続けた。
そんな道が1時間近く続いた後、やっとコンビニを発見。ファミリーマートの明かりが見えてきた。砂漠にオアシスを発見した気持だった。
時間は20時を過ぎていた。
ここでやっと晩御飯。ボリューム弁当とナポリタン。食べ過ぎの量だが、自転車で走るとかなりカロリー消費するのでまだまだ食べ足りないくらいだった。
ファミマの前に座り込み弁当を食べ始めると、途中で抜いた私より10歳以上年上だろうと思われるおじさんが来た。休暇村沿いの道ではなく真っ直ぐ走ってきたのだろう。
そっちの道のほうがだいぶ近かったのかも。話してみると、家がすぐそこで朝6時半に家をでて、琵琶湖を一周してきたらしい。
「やっぱりそういう自転車乗るのが好きな人いるんだー」とうれしくなった。
おじさんが去った後、ひとりのお兄ちゃんが話しかけてきた。
お兄ちゃんいわく、
「埼玉から友人と二人で朝、長浜から反時計まわりで琵琶湖一周を自転車でしようと思ったが、ここまで来て足が動かなくなった」
「長浜に車を止めてあるので友人が車をとりに行ってくれたが、ライトをもってなかったので自転車のライトを貸してしまった」
「もう少し前に進みたいので一緒に走ってくれないか?」
弁当を食べ終え、一緒に走ることにした。ペースが落ちることは確実だったが、私も結構疲れていたので丁度いい足休めにはなったかもしれない。神様が「無理せず走れ」と言ってくれているんだと思って走った。
弁当を食べ終えその兄ちゃんと一緒に走り出した。途中いろいろ話をしたが、
「普段自転車にあまり乗ってなくて、今回初めての長距離を走ってみて、お尻が痛かったり、足が動かなくなったり、坂がきつかったりしたが、自転車の旅ってすごく楽しかったので、通勤を自転車にして普段から自転車乗るようにして、また長距離走りたい」って言っていた。
私も最初はそうだったが、自転車で長距離走ってみるとその楽しさに絶対に気づくはずである。あの兄ちゃん、きっとまたどこかに旅にでるだろう。自転車好きが増えるのはいいことである。
1時間ほど一緒に走っただろうか、途中なにもない道が延々と続いたがやっと次のコンビニが見えてきた。そのコンビニで兄ちゃんと別れ私はもう少し前に進むことにした。21時を過ぎていた。まだ彦根のちょっと手前だった。
彦根あたりから琵琶湖の道沿いにも民家や店が増えてきて暗くても安心して走れる道が続いた。彦根を過ぎて、米原、長浜と進んで、長浜ドームの前の空き地でテントを張って一泊した。結局この日は23時まで走った。多少寒かったが、疲れていたのかすぐに寝てしまった。
1日目がやっとおわった。
<続く>